行った日本食レストランの名前は、

RA Sushi Bar Restaurant

地元の人から、オススメの日本食屋さんだと紹介された。

インナーハーバーとフェルズポイントの間の、East Inner Haborと言われる高級住宅・飲食店の地域にある。

結果からいうと、ほぼ日本と変わらない寿司をリーズナブルな金額で食べることができた。

どーしても、日本と同じような寿司を食べたい場合は、ボルチモアならここかなと思った。

店の雰囲気はアメリカ人が考えるCool Japan

日本食料理屋さんがこの雰囲気はあり得ないだろ。 アメリカの日本食レストランはどうなってんねん!

と想像通りの店の雰囲気だった。

内装はおしゃれで、ノリの良い音楽が流れるお店。 日本ぽさのかけらも感じられない。

さらに壁に漢字が書かれていたが、 「三角関係」 ダメな人間関係の典型例でしょ… 高級レストランでこの熟語はまずいのでは…

叙々苑の壁には「三角関係」とか絶対に書いてないだろう。

巻き寿司と握り寿司セットを注文

がっつり日本食を食べたいと思っていたので、 握り寿司セット(2000円)と、みんなでシェアする複数の巻き寿司(1500円)を注文した。

巻き寿司に関しては、料理の名前が、 ラスベガス・スペシャル、ゴジラ、グリーンドラゴン、クレイジーモンキーなど 日本では考えられない巻き寿司しかない。 名前から日本食の巻き寿司とは思えないが、実際のところ、味も寿司とは言えない。

4本の巻き寿司を注文したところ、日本の巻き寿司に近い味を感じたのは1つ。 残りは、揚げ物の上に揚げ物が乗った食べ物。揚げ物とアボガドとチリソースが巻かれた辛い食べ物だった。

巻き寿司として食べると、正直ありえない味ではあるが、 最初から巻き寿司という名前のアメリカ料理として食べると けっこうおいしい。

巻き寿司の種類は、30種類を超え、複数人でシェアすると安いので、 日本人の想像の斜め上をいく巻き寿司というアメリカ料理を食べたければ 死ぬほど巻き寿司だけを注文するのも面白いと思う。

握り寿司は、おいしかった。 正直に言って、どこにでもある日本のチェーンの回転寿司と比べると アメリカのこのお店の方が、はるかにおいしい。 アメリカの物価で本物の握り寿司が2000円で食べられるなら安い。

満足したのでチップを握ってくれた人に渡したかった

想像以上においしい寿司を作ってくれた板前さんにチップを払いたかった。

普通以下の接客をしてくれたウェイターではなく。

しかし、酒も飲んでないのにチップ無しで一人4000円だと、 学生の立場では板前さんにまで二重でチップを渡すほどの お金を持ち合わせてなく、 しかたなくウェイターにチップを払った。

自分たちのグループだけで2000円以上もチップをもらってるんだから、 ウェイターはしっかり仕事しろや!

こういうアメリカのチップ文化は嫌い。 良いものにはお金を出したいけれど、 やる気のないアメリカのウェイターへのチップほど出したくないものはない。

日本人の外食の価値観で食べられる日本食はこのお店

ボルチモアで最高の日本食を食べられるお店は、みんな口を揃えてAzumiと言うだろう。 それは間違っていない。

アメリカのトップのポップシンガーのRihanna(リアーナ)も日本食を食べに来るくらいのお店。 味は確かだ。

雰囲気に関しては、今回行ったRAと同じ、アメリカ人が考えるCool Japanと変わらないが、 食べ物の値段は、日本の庶民の感覚だと、びっくりする。

刺身の2人前が5000円とかそういうレベル。

日本なら800円くらいかなぁ… この刺身の盛り合わせをその値段で出されたら、日本人なら行かないだろう。


日本と変わらない日本食をリーズナブルなお値段(それでもほどほどに食べて5000円くらい)で食べるなら、今日来たこのお店だと思った。